劇団 春秋座・第5番目公演

今回、上演の運びとなりました新作「冬の空」は、昨年暮、早稲田大学6号館におきましての詩劇「冬の空」に引き続き、連作3番目になります。
これは、ベケットの小説「ワット」、鈴木志郎康「口辺筋肉感覚説による抒情的作品抄」、岡潔「日本人のこころ」等の言葉を、私どもの一貫して最も切実な関心ごとであります、フィクションという演技構造の検証を通して捉え返し、膨らますことによって心象風景としての「冬の空」を生成すべく取り組んできたものであります。
ご多忙のことと存じますが、万障繰り合わせの上ご来場下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

劇団 春秋座